くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

養育費が家計を圧迫。月収が約10万円減るとの噂も…ほか問題が山積み、何から見直せばいい?

現在、夫と2人暮らし。夫は先々妻との間に3人、先妻との間に2人、計5人の子どもがいます。先々妻には養育費3人分+マンションローン+固定資産税、先妻には養育費2人分と学資保険を支払い中。学資保険(17歳満期)は慰謝料代わりです。養育費は20歳までなので、あと16年間は支払いが続きます。 

先々妻のマンションのローンは夫名義なので、夫が支払いをしていますが、彼がそのマンションに住んでいるわけではないため、税金は還付されません。支払いが厳しくなったため、先々妻と裁判をした結果、毎月の返済額を減らし、ボーナス払いに変更することができましたが、赤字が出てはボーナス時に補てんするという状態。

今後、転勤で月収が約10万円減るとの噂もあり、いよいよ支払いが厳しくなるので、売却したいという気持ちもありますが…。

私は現在不妊治療中で、さらに出費も増える予定。扶養内で働きたいのですが、夫の意向で1年前から専業主婦です。

生活費、40歳からの不妊治療と問題が山積みで、何から見直せばよいか分かりません。アドバイスをお願いします。

A
今後の支出を明確にし、夫婦で危機感を共有して
専業主婦のままでは、乗り越えるのは難しいでしょう

送られてきた家計簿に基づいて収支計算すると、養育費等を支払っても、年70万円強の黒字です。

「貯蓄もあるし、ボーナスも多いから、なんとかやっていける」と考えて、結婚なさったのでしょうね。

でも、給与が月10万円下がると、年48万円以上の赤字家計に転落します。当然のこととして、ボーナスも減って赤字幅が拡大し、2、3年で貯蓄が底をつくかもしれません。

お便りによれば、すでに毎月の家計が赤字になる月も少なくない様子。外食を減らして食費を軽減、携帯電話代や理容代を大幅カット、などはすぐにでも着手すべきですが、それだけではとても間に合わないのでは?

うかがったところ、親ごさんの介護や姉の家庭への貸金などで、あなたは貯蓄がほとんどない状況…。月2万円の収入(貸金の返済分)プラス扶養の範囲内での勤労収入では、立ち行かなくなる可能性が高いです。

減収に見舞われずに済んでも、手取り収入の約半分が夫の先妻や5人の子どもに回っているのは重圧のはず。長子が成人する6年後までは5人分、その先4人、3人…という形でそれぞれ成人するまで養育費等を払い、最終的に払い終えるまで16年かかります。

さらには、マンションローンの返済が25年残っていて、そこにこれから生まれる子どもの養育費や教育費負担が加わるわけです。

あなたが職業を持たないことのリスクを、夫にも分かってもらうべき。2度の離婚で抱えた負債総額を夫婦で共有し、力を合わせて対処してくださいね。

リビング福岡2017年12月2日号掲載