くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

夫が仕事を辞め、現在日給制の作業員。夫が無職の間に貯蓄は全て使い、毎月ギリギリの生活…

夫が5年前に仕事を辞めたのですが、次の就職先が決まらない状態が3年続き、アルバイト代・退職金・貯蓄で生活してきました。一昨年夏に仕事が決まったのですが、日給制の作業員なので収入は少なく退職金はありません。ボーナスは年1回で、昨年冬は15万円でした。私は平日フルタイムのパートで働いているので、子どもは学童保育に行かせています。

夫が無職の間に貯蓄は全て使い、余裕は全くありません。何か買わないといけない物があるとすぐにマイナスになり、ボーナスに頼っています。子どもを習い事に行かせることも、将来のために貯蓄することもできず、引っ越し代が出ないので家賃が安い部屋に引っ越すこともできません。夫がもっと給料の良い職場に転職するのは、年齢的にも難しいと思います。

自分で考えられる見直しとして、私は携帯電話代のプランを下げ、夫は格安スマホへの変更を検討中。また、私の保険の保障内容を変更したことで2400円下げることができました。

さらに、夫の収入保障保険がもう少し安くならないか検討中です。それ以外でまだ見直せる項目はありますか。
A
特別支出は4種類に分類して管理を
毎月の生活費の予算も決めて、先取り貯蓄を心がけましょう

転職の難しさなど、大変な経験をなさいましたね。日給制とはいえ、社会保険が完備した職場に勤められてよかったです。

毎月ギリギリ、とのことですが、家計簿から計算すると、毎月と特別収支の黒字額の合計は、年62万円強です。

ところが、「何か買わないといけない物」の発生により、それらが取り崩されているとのこと。養老保険を除く貯蓄残高が30万円なので、かなりの取り崩しと思われます。

ムダ、とはいわないまでも、ガマンできる支出がないか、まずは家計簿に記載していない支出をチェックすべきです。何に使っているのか、そうした予定額の支出を、きちんと記録しましょう。

特別収支については、①車検費用など定期的に出ていく支出②家電品や衣料品の買い替えなど耐用年数からある程度予定できる支出③冠婚葬祭その他の突発的支出④貯蓄に回す分、に分類し、収支管理しましょう。

毎月の収支については、夫の給与が15万円から18万円の範囲での変動だそうなので、15万円の月に合わせて、1カ月の予算を組んでください。

毎月の支出を27万8000円の範囲に収めれば、収入が16万円の月は1万円、18万円の月は3万円を貯蓄に回せます。確実に貯蓄をふやすには、「余ったら貯蓄」ではなく、収入が入ったらすぐ、総合口座の定期預金に入金することをおすすめします。

家計簿で明らかになっている支出の削減では、お気づきのもの以外は難しそう。お子さんも大きくなったので、妻のあなたの収入をもっとふやせないか、検討してください。


リビング福岡2018年3月10日号掲載