くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

5年前に離婚し、子ども2人との3人暮らし。毎月ギリギリの生活、どこを見直せばいい?

5年前に離婚し、子ども2人との3人暮らしです。養育費はもらっていません。自営業で、仕事をあと10年ほど続け、住宅ローンを完済するつもりです。

毎月の生活がやっとで、なかなか貯蓄ができません。月の黒字分から年払いの自動車税・保険を工面し、少しずつ貯蓄してきました。削れるところは削っているつもりで、携帯電話も最近安い料金のものに変更しました。保険も時々見直していて、現在は家族3人の医療保険と、私の生命保険に入っています。

長女がこの春、大学に進学しました。自宅から通い、学費は奨学金で賄っています。今後、長女の携帯電話代はアルバイト料から払ってもらう予定。月支出の奨学金返済は、長女が高校時代にもらっていた分です。また、2年後には長男も大学進学を予定。学費は教育ローンと奨学金で、と考えています。

今後、老後の生活も見据えて貯蓄を増やしていきたいのですが、家計のどこを見直せばいいでしょうか。
A
不定期の支出も確認し、年間の貯蓄可能額を割り出して
将来の年金受取額やリフォーム費用の試算もしておきましょう

娘さんの大学進学、おめでとうございます。奨学金とアルバイトで、家計負担は逆に減るようです。立派な子育てをしておられると感じます。

長女分の携帯電話代が5000円程度減るとすれば、それを積立貯蓄に回すことをおすすめします。これは、娘さんの独立祝いなどに回せるといいですね。

お便りによれば、固定資産税と住民税は、いろいろやりくりして年4回に分けて払うなど、苦労しておられるようです。大変でしょうが、がんばってください。

国民健康保険料は、事情により通常の1カ月分よりも高い金額を支払っているそうですが、支払いが少ない月は、老後に備えた貯蓄ができているのではないでしょうか。

家計簿に衣服費や交際費などが見当たらないのも気になります。不定期な支出についても、年間どのくらいかかっているかチェックしましょう。そうした作業を行って、現状において年間いくら貯蓄できる状況なのかを確認してから、家計の見直しに着手すべきです。

また、国民年金保険料については、免除や納付猶予などの措置を受けていると思われます。独身時代の厚生年金や、離婚での年金分割もあるようですが、受け取れる予定の年金額を調べてください。

住宅ローンの支払いは、あと10年続くようです。蓄えるべき老後資金の中に、住宅のリフォーム費用を計上することも忘れないようにしましょう。少なくとも、あと10年は働いて収入を得る必要がありますが、収入を増やせないかも検討してくださいね。


リビング福岡2018年6月30日号掲載