くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

住宅ローン返済で家計が不安、見直すところは?

現在、一戸建ての新築を計画中。間もなく着工し、来年に引っ越しの予定です。打ち合わせ中のため、はっきりと決まっていませんが、住宅ローンによって現在の家賃よりも1万円~1万5000円の負担増に。将来の教育費のことも考え、少しでも貯蓄したいのですが、赤字になる月も多いので、ローンを組んだ後にやりくりができるか、不安です。

携帯電話代を見直し、半年後に格安スマホに変更する予定。そのほか、貯蓄を増やすために見直すべきところを教えてください。

子どもはあと2人希望しています。子どもが小さいうちは、今のように内職をしながら専業主婦をと思っていますが、この家計状況では難しいでしょうか。また、夫の奨学金返済が約80万円残っていますが、ローンを組む前に繰り上げ返済すべきかも悩んでいます。

貯蓄は、家の頭金の分を引き出した後の金額です。すべて普通預金口座に入れていますが、何か別の方法で貯蓄をした方がいいでしょうか。「つみたてNISA」など、興味はありますが、どこから勉強を始めたらいいか分かりません。

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繰り上げ返済は待って、まずは赤字の原因を明らかに
固定資産税や火災保険料に備え、ボーナスの管理もしっかりとしましょう

もうすぐマイホームの建築が始まるのですね。資金繰りも心配でしょうが、着工したら、建築現場に頻繁に足を運ぶことも大切。現場監督や職人さんと仲良くして、いい家を建ててもらいましょう。

やりくりについては竣工を待たず、今からできる節約にどんどん着手してください。「赤字になる月も多い」とのことですが、その原因を調べ、赤字防止対策を講じてください。

また、少なくともこれから3年間は、しっかり家計簿を付けるべきです。実態が分からなければ、対策の打ちようがありませんから。

子どもを3人持つという計画は、すてきですね。子どものそばにいながらできる仕事を、ということで、内職を続けたいのでしょうが、時給換算してみることをおすすめします。  もしかして働き方として効率が悪すぎはしませんか?

子どもの数が増えると、自宅仕事は目が行き届かず事故につながる心配もあるし、夜なべは体に良くありませんよ。引っ越しが一段落したら、家計チェックと合わせ、仕事の仕方を検討しましょう。奨学金の返済も焦らず、引っ越し後の家計状況を見てから判断すべきです。

なお、特別収支は23万円弱の黒字に見えますが、実際はどうでしょうか。しっかり検証を。マイホーム購入後は、固定資産税や火災保険料なども発生するため、ボーナスの収支管理は重要です。

貯蓄は、普通預金の一部を定期預金にすることから始めるべき。つみたてNISAは投資ですから時期尚早です。まずはインターネットなどで、基礎知識を身につけましょう。

リビング福岡2018年9月29日号掲載