くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

貯蓄が少なくても、マイホームを購入できる?


Aさんの家計簿(鹿児島県在住)
[夫(会社員)38歳、妻(パート)39歳、長男5歳]

夫と一人息子との3人家族です。今は賃貸住まいですが、息子が来年小学校へ上がる前にマイホームを購入できたらと思っています。中古マンションのリノベーションなども検討していますが、配管など見えない部分の老朽化も考慮する必要があると聞き、希望は新築の一戸建てです。

友人に聞いた話では、住宅ローン控除が10年間はあるとか。2500万円を35年ローンで組みたいと思っていますが、友人から初期費用が100万円ほどかかると聞きました。現在の貯蓄がほとんど無くなってしまうのは不安。しばらくはこのまま賃貸に住む方が良いでしょうか。

また、生命保険や収入保障保険は、夫だけでなく私も加入しておいた方が良いのでしょうか。今入っている医療保険やがん保険も、親が満期でまとまったお金を受け取っているのを見て、将来的なことを考えると掛け捨てから貯蓄型に加入し直すかどうか悩んでいます。

息子を私立の小学校に通わせることも検討中です。よきアドバイスをよろしくお願いします。

A
まずは夫婦で情報を集め、今後の生活設計の話し合いから
家計簿の抜けや貯蓄の取り崩しがないか、もう一度チェックしましょう

月に5万円も貯蓄した上で、2万円の黒字が出ています。ボーナス収支も18万円のプラスですね。

家計収支に余裕が感じられるので、マイホームを手に入れ、一人息子を私立の小学校に通わせたい、とお考えなのでしょう。

保険も、保険料の削減ではなく、保障を強化し、できれば貯蓄を兼ねたものにしたいようです。

とはいえ、家計簿から抜け落ちている支出はないでしょうか。預貯金が100万円に満たない状況なので、交際やレジャー、衣服などに、黒字分や貯蓄を取り崩しているのでは、と心配になりました。

夫の貯蓄がゼロ、という点も不思議。家計は妻におまかせ、かもしれませんが、自分の貯蓄がゼロとは思っていないのでは?

住宅や保険に関して、お友達や身内からの断片的な情報に頼っている点も気になります。夫の考えを聞いたり、二人で調べて検討したりする方が有用ですよ。

住宅は立地条件や坪単価、居住性などをよく調べましょう。住宅ローンの組み方を間違えないことも大切。将来にわたって安全に返せるかどうかよく考えて、金額や金利や返済期間を決めましょう。

私立小進学は、途中で公立小に転校したり、せっかく手に入れたマイホームを泣く泣く手放す、という事態に陥らないように、慎重に判断してください。  なお、現時点で妻の保険を夫と同じにしたり、貯蓄型に変えることは、家計を窮地に追い込むことにつながりそう。  情報に振り回されて悩むのはやめ、家計の実態把握と中長期の生活設計に注力することをおすすめします。

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リビング福岡2019年3月9日号掲載 ※情報は掲載時点のものです