くらし 高橋伸子さんの家計簿クリニック

教育費や老後資金に備えたい、貯蓄をどう増やす?


Iさんの家計簿(北九州市在住)
[夫(会社員)32歳、妻(専業主婦)34歳、長男(7歳)、次男(4歳)]

夫と2人の息子の4人家族。春から夫が東京へ単身赴任しました。赴任後、諸事情で一時的に夫の収入は下がりますが、その後、手当などが付き、45万円はもらえる見込みです。

単身赴任の間、今の支出に加えて東京での夫の家賃と生活費で、月15万円は必要に。私と子どもは実家に戻るので家賃と駐車場代はなくなりますが、それでも生活費が二重にかかり、痛いところです。

また、長男と同じく次男も私立小学校受験を予定していて、教育費もこの先、増えると予想します。黒字の減りをカバーするため、私もパートに出て収入を得る予定です。

貯蓄については、夫の積立型の生命保険が8年後に満期になり500万円貯まります。それは子どもの大学資金に充てるつもり。

その他は普通預金と定期預金に入れたままで何もしておらず、将来の教育費や老後資金を考えると漠然と不安があります。貯蓄を少しでも増やすため投資などをするべきか、正しい方法が分からず悩みます。家計で削れる部分もあれば、ご指摘ください。よろしくお願いします。

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保険の解約金を教育費に使うなら、死亡保障の確保を
まずは定期預金や積立投資から運用し、時価評価額もチェックしましょう

一時的な減少はあるものの、夫の収入が5万円増える一方、妻子の生活費が6万3000円減少し、夫の生活費が15万円増加するようです。

そうなると、月10万円以上出ていた黒字が6万5000円にダウン。次男の私立小学校費用を含め、あなたのパート収入でカバーする計画ですね。

実家住まいのメリットがあり、ボーナス収支の黒字率も高いので、暮らしは安定的に推移すると思われます。

問題は、貯蓄の半分以上を普通預金が占めていること。お気づきのとおり、運用にもっと気を使いましょう。

金(ゴールド)を保有しているのはいいこと。ただし貯蓄残高がグラム表示ですが、日々刻々価格が変動するので、時価評価する習慣をつけましょう。

貯蓄残高に記載はありませんが、その他に運用しているつもりなのが、夫の生命保険。ご相談には「積立型」とありますが、正しくは「積立利率変動型終身保険」です。これは保険料払い込み中は積立金を蓄積し、払い込み期間満了後は一定の金額までの範囲で、一生涯の死亡・高度障害保障を確保できる保険です。

8年後に満期との認識ですが、満期は死亡時。8年後は保険料払い込みが満了するのであり、その時に積立金すべてを大学資金に使う場合は、解約する必要があります。解約すると夫の死亡保障がなくなります。解約するなら、掛け捨て型など他の保険で保障を確保してからにしてください。

運用については利率の高い定期預金の利用や、積立投資から始めるべき。支出面では特に指摘すべきムダは見当たりません。

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リビング福岡2019年4月27日号掲載 ※情報は掲載時点のものです