まち FUKUOKA PEOPLE

とまとさん(「劇団あんみつ姫」の座長)

福岡でおなじみの「劇団あんみつ姫」の座長・とまとさんにインタビュー

「楽しい場所が福岡にはある!」
魅惑の“エンタメ空間”が35周年

とまとさん

◆衣装制作からショーの舞台へ

今年4月1日にオープン35周年を迎えた、福岡を代表するエンターテインメント空間「劇団あんみつ姫」。座長として、出演だけでなく衣装制作や振り付けなど裏方としても活躍しているのが、とまとさんです。

「19歳の頃に、“女の子になりたい”と思って入団しました。その頃は、LGBT(性的少数者)の人が働ける場所が少なく、選択肢がありませんでした」

その後、21歳でママを任されるように。しかし、その頃は“観客にお酒をすすめること”が第一。ショーは盛り上げるための工夫の1つでした。そんな中、バブルが弾け、状況が変化。

「自分のことは自分でやらなければならなくなって、衣装を作り始めたんです」  衣装の勉強を重ねるうちに、“この衣装があるから、あの曲で踊ろう”と衣装を活かしたショーを考えるように。そして、店はショーが中心の“劇場型”へと変わっていきます。

◆福岡で“楽しさ作り”を

現在、ショーキャストには女性も在籍。過去の同店のイメージからは大きく変化しています。

「楽しいことをやるのに、性別は関係ないと思ったんです。衣装や楽曲制作なども“ここでやりたい”という人が集まって、得意分野を活かしています」

ショーは、定休日を除く毎日開催。華やかなレビューやダンス、旬のネタを盛り込んだコントなど“何度来ても楽しい”仕掛けで、リピーターも多数。

「同じ出し物でも、間や空気は毎日変わります。その“ライブ感”が、1番の魅力ですね」

お約束の“客席いじり”など、一体感を感じられるステージが好評! 豪華な舞台装置にも注目

福岡でやり続けている根底には、“一生懸命やっていれば、どこだろうと見に来ていただける”という思いが。その思いの通り、遠方からも多くの人が訪れています。

「これからも福岡の面白い場所であり続けたい。“楽しさの輪”を広げたいですね」

「色鉛筆を見ていると、次の衣装のイメージなどが湧いてきて、楽しくなるんです」
■劇団あんみつ姫
http://okama.com/

リビングでは、「あんみつ姫」観劇&ディナー会を5月22日(水)開催
▼詳細は下記を
https://www.livingfk.com/culture/archives/2749
とまとさん
「劇団あんみつ姫」座長。企画・脚本・構成・演出・衣装デザイン・振付・主役を務める。映画・演劇・TV・ラジオなどにも多数出演。ジェンダーを越えたコメンテーターとして講演依頼も多い。福岡のマルチタレントとして活躍中。

リビング福岡2019年4月12日号掲載 ※情報は掲載時点のものです