まち・地元 FUKUOKA PEOPLE

柴田香さん(絵本専門士)

絵本や絵本専門士の資格をツールに
地域に貢献していきたい

柴田香さん 撮影協力/東箱崎公民館

リビング福岡第9期サポーターの柴田香さんが、今年5月、福岡市在住者で初めての「絵本専門士(※)」の資格取得者に!
※文部科学省所管・独立行政法人国立青少年教育振興機構の認定資格
絵本専門士委員会事務局
http://www.niye.go.jp/services/plan/ehon/

認定証。第2期取得者は司書や保育士、幼稚園・小・中・高校教諭、出版社員、書店員など多様な60人

図書館司書の仕事、2児の子育てをしながら東京会場まで通い、30課程・約50時間の講座で、知識や技術など絵本に関するさまざまな学びを深めたそうです。

「きっかけは、子どもといろんな読み聞かせの会に行ったときに疑問に思ったことを知り、地域に伝えたいと思ったからです。例えば、“どうしてこの本が面白いのか”。ロングセラーの絵本は、色使いや言葉のリズムが優れている、といった理由を学びました。

もちろん、自分や子どもの好きな絵本を選ぶのが一番なのですが、選ぶための眼を鍛える、よい機会となりました」

“読み聞かせ”という言葉にも違和感があった、と柴田さん。

「講義で“読み合い”“読み語り”ということを学び、ストンとふに落ちた気がしました。絵本を読む時はこう読まないといけない、というルールに大人が縛られているのではと感じました。それが全てではなく、もっと幅広くとらえていいんだ、と読み合いのボランティアの方同士をつなげるイベントや乳幼児とママ向けの講座を通して伝えていきたい。

また、どんなにいい絵本だからといって、嫌がる子に無理やり読ませるのも、お母さんが好きではない本を読むのも苦痛ですよね。私は絵本も資格もツールだと思っています。ツールを通じて、親子のふれあいや豊かな生活のきっかけづくりができれば。転勤族なので、どこに行っても地域に貢献できるようになりたかったんです」

6月に東箱崎公民館で行われたイベント(写真下)では、ブックトークを担当。“熊本”をテーマに選書して読みました。
6月のブックトークではクマが登場する作品、熊本出身の絵本作家・葉祥明さんの本、熊本弁を使った昔話などを紹介

「私は、生まれも育ちも熊本。熊本地震で故郷は大きな被害を受けました。福岡での報道は少なくなりましたが、現地では数多くの友人や親戚などが頑張っています。多くの人に被災地に少しでも心を寄せてもらうことができるよう、これからも続けていきたいです」
子どもたち。「糸島の自然や箱崎のアジサイなど、福岡を楽しんでいます」

柴田香さん
熊本出身。大学時代に司書の資格を取得。熊本の放送局でリポーターやディレクターを務め、結婚を機に司書の仕事を始める。2014年に夫の転勤で福岡へ。
リビング福岡第9期サポーター。
ブログ「コウのことのはLIBRARY」
http://ameblo.jp/koueue/

リビング福岡2016年7月9日号掲載