まち・地元 FUKUOKA PEOPLE

松本洋平さん(「ときめきショップ ありがた屋」店長)

知ってもらうことがよい刺激になる!
障がい者と社会の豊かなつながりを

松本洋平さん

西鉄薬院駅ビル1階の「ときめきショップ ありがた屋」には手作りスイーツやハンドメイド雑貨がずらり。松本洋平さんはこの店の店長です。

「福岡市では『ときめきプロジェクト』という取り組みをしています。障がい者施設の商品を強化し、発信することで、障がい者の社会参加を促進しようというもの。ありがた屋もその事業に協力しています」と松本さん。

商品は、福岡市内外の約100の就労支援事業所から集められています。「例えばお菓子は全て手作りで、添加物が少なく、アレルギー対応もしていて、いい素材を使っている。クオリティーが高くなってきているので、それを維持していくのも大事だと感じています」

西鉄薬院駅ビルに開店して10年目のお店。 入口からぐっと入った奥の方にあります

松本さんは、5年前の店長就任時に初めて販売の仕事に。「最初はどうやったらいいのか分かりませんでした。仕入れ先の数は多いし、それぞれ小規模でやっていて、事情もある。各施設との信頼関係がすごく大事で。最近、ようやくできてきたかな」と笑います。

「お客さまから『これをたくさん欲しい』と発注をいただいても、手作りなので一度に大量に作るのが難しかったり」。同店ならではの壁も、一つ一つクリアしながらゆっくり前進しています。

「店頭には障がいのあるスタッフが立つことも。彼らは作業を繰り返すことで学んでいきますが、店頭ではいろいろな人と接することができるので成長が早いんです。最近はイベントに出店したときに『知ってるよ』と言われるので刺激になります。広がりを感じるのが嬉しいですね」と松本さん。

「売り上げが良ければ施設で働く皆さんの工賃につながるので、頑張らなくてはと。『こんなお店を作りたい』と言ってもらえる店にして、他の自治体でも増えていけばいいなと思います」

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いつもお客さんが出入りしています。店内で飲むコーヒーもお薦め!
家でもお店のことで夢中。「店内のおつまみ系の商品をアテにくつろぎます」「ときめきショップ ありがた屋」
http://www.tokimekiweb.com
TEL 092(717)1177
松本洋平さん
障がい者の生活介護の仕事を経て、「ときめきショップ ありがた屋」店長に就任。今年で5年目。社会福祉法人「明日へ向かって」に所属。趣味は野球を見ること

リビング福岡2017年3月11日号掲載