くらし 築40年!団地リノベ実行中

Vol.8 塗装で変わる部屋の印象

様々な職人さんがリレー方式で仕上げてくれたわが家、最後に現場で会ったのは「塗装」の職人さんでした。

「木」の部分が印象を決める

 
住宅には「木」がむき出しになっている部分が何か所かあります。

例えば「巾木」(はばき)。壁の床との境目部分に張ってある板のことです。そのほかにも、部屋と部屋の間のドアの枠や、和室の「鴨居」(かもい)などが木そのものがむき出しになっている部分です。
 
壁紙をきれいに貼ると、この「木」の部分の古さが目立っていました。職人さんはそこをきれいに塗装してくれるのですが、この色選びも重要。「立ち会ってください」と言われていたので気軽な気分で行ったのですが、む、難しい…。

「オシャレ」をとるか「手抜きできる」をとるか

 
床は薄い茶色の木目調、壁は真っ白。「巾木」の場合、床の色か、壁の色のいずれかに合わせるのが定番とのことでした。壁の白に合わせて巾木も真っ白にしよう…と思ったところ、担当者から衝撃の告白が。
 
「うちもリノベーションしたんですけどね、巾木を真っ白にしたら埃が目立って目立って…」
 
ぐうたらな私が巾木の上の埃を毎日掃除するとはとても思えず、この一言だけで白は却下。汚れも目立ちやすい(そりゃそうだ)とのことでした。

好みの色を選ぶか、楽できる色を選ぶか…。そりゃ、楽な色に即決です。

色はその場で作る!職人技に感動

 
「では床の色に合わせてベージュで」

という話になりましたが、なんと、職人さんはその場でペンキを混ぜ合わせて色を作っていくんです。

白、黒、赤などを目分量で混ぜ合わせて、色見本の色を作る様子は、「うわぁ~、これ、子どもに見せたい」と思う瞬間でした。もし見ていたら、間違いなく絵具で真似したでしょうね。
 
「これでいいですか?」「それとももう少し白い方がいいですか?」と聞かれ、「うーん、ちょっと白い方が…」と言えばすぐにその色を作ってくれますが、その違いも…正直分かりません。

最後はやや投げやりに「はい、それで!」と決めてしまいました。

和室の鴨居の塗装は慎重に

 
わが家は和室を残したため、鴨居の色を塗り替えるかどうかも問題でした。

古い和室の鴨居は、日焼けでムラができていてすべてが同じ色ではありません。上から塗装したところで、そうしたムラは残るとのことでした。そればかりか、元の色より暗い色でしか塗れない、と断言され、なるべく鴨居を暗い色にしたくなかった私は「うーむ」と考え込みました。
 
そこで担当者の一声。

「たぶん、クリーニングで結構きれいになると思います。とりあえずやってみますか」

暗くなるのを避けたかった私は、お掃除にかけてみることにしました。

クリーニング業者が作業を終えた後の鴨居は、最初よりかなりきれいになり、たまにあるムラも「古い家をリノベした味」みたいなものに昇華できました。
 
ちなみに鴨居を暗い色にすると、和室がシックで大人っぽくなるそうです。それが好みな場合は、塗ってみるのもいいかも…?