くらし さとこさんのやまもも日記

戸畑区の牧山小学校に咲いている“アンネのバラ”

戸畑区の牧山小学校に、今“アンネのバラ”が咲いています。

「アンネの日記」を読んで感動したベルギーの園芸家が「スーベニール・ダンヌ・フランク(アンネの想い出)」と名付け、彼女の父のオットー・フランクさんに贈ったアンネのバラ。つぼみはアンネの生きる強い意志を表す紅色から優しさを表すオレンジ色、そして花が散る寸前に平和の願いあふれたピンク色になるステキなバラです。

つぼみは、紅色からオレンジ色へ変わっていきます

やさしい色合いが魅力のアンネのバラ。花が散る頃にはかれんなピンク色に☆東京都の聖ソフィア教会の合唱団とオットーさんの出会いを機に、苗木が日本に届きました。接ぎ木で増やされたこのバラは、日本の多くのバラ園にあり、市内ではグリーンパークや井筒屋の屋上でも見ることができます。

私が携わっている「テレジンを語りつぐ会ふくおか」では、2010年から「テレジン」(チェコにあったナチス・ドイツの強制収容所)に収容されていた子どもたちが描いた絵の展示会を開催。2011年7月には、東日本大震災に心を寄せて牧山小学校の子どもたちが書いたメッセージカード入りの絵本を、石巻市立荻浜小学校に届けました。

それが縁で、アンネのバラ友の会・西城戸司さんが牧山小学校にバラを贈ってくださったのです。昨年2月、小学5年生による植樹式を実施。15歳で命を落としたアンネの「もし神様が私を長生きさせてくださるなら、私は社会に出て人類のために働きたいのです」という言葉を思い出してもらえたら…と、彼らの卒業の際には花びらを使った栞を手渡しました。
2015年2月に行われた、牧山小学校5年生による植樹式。「きれいなバラが 咲きますように!」

鍬塚聰子(くわつかさとこ)さん
【プロフィル】元中学校教諭。週に1度、子どもたちと一緒に日記を書いたり、料理をしたり、誕生日会を楽しんだりする活動「さとこの日記広場」(http://satokono.littlestar.jp/)を開催。現在、21年目。