くらし さとこさんのやまもも日記

自分の力を感じる時間

8月12日に開催した「色音であそぼうNo.9」。戸畑生涯学習センター市民ギャラリーに、子ども46人、大人31人、スタッフ7人が集いました。

1部では、音師・谷本仰さんがバイオリンを奏でる中、参加者たちが窓ガラスに貼った上質の紙に、クレヨンやオイルパステル、色チョークを使って音を線で現していきました。
そのとき自分が感じたことを自分の手で表現2部では、絵の具を使います。みんな“よくきく耳、よく見る目、よくする手”を持って、楽しく描きました。もちろん片づけも、大人と同じように子どもも力を出しました。 
お母さんを振り返って、 嬉しそうな女の子2006年の第1回の時です。参加者の1組は、母子一心同体という感じで、いつもぴったりくっついていました。でも、音を色や形にする遊びは1人で感じるままに動作します。当然、親子は別れて描きました。絵を描くのは久しぶりなので、母親は夢中になりました。終わったら、みんなで描いた絵をシェアします。そのとき母親は、わが子の絵を見て驚きました。こんなに大きく力強い絵が描けるのね!
最初から片づけまで、 みんないい表情でした


「色音」では、お母さんに「ここはどうする?」など言っておられません。そのとき自分が感じたことを自分の手で表現するので“待ったなし”。それが出来るのです。それが楽しいのです。そうやって自分の力を感じます。つまり自己肯定です。子どもに一番重要なのは自分の力を信じることですね。絶対の自信が生まれます。終わって「色音で一番楽しそうだったのはお母さんだったね」。5歳のこの子の言葉は忘れられません。

鍬塚聰子(くわつかさとこ)さん
【プロフィル】元中学校教諭。週に1度、子どもたちと一緒に日記を書いたり、料理をしたり、誕生日会を楽しんだりする活動「さとこの日記広場」(http://satokono.littlestar.jp/)を開催。現在、21年目。