「図形」「立体」センスをお手伝いで磨く!

中学年から始まる「算数」離れ


小学校に入るときから勉強が嫌い、という子どもはあまりいないように思います。しかし、高学年になると、勉強が好きな子とそうでない子の差がでてきます。

全国の公立小学校の生徒8897人に、「どれぐらいその教科が好きか」を聞いた調査では、どの教科も高学年になるにつれ「好き」の割合が下がっています。
 
中でも算数は、小学1年生の約83%が「とても好き+まあ好き」と答えたのに対し、小学6年生になると約63%にまで下がってしまいます。特に数字が落ち込むのが4年生。しかも女子の落ち込みが顕著です。

高学年になるにつれてその割合は下がり、「算数離れ」が加速していくのが分かります。(※)

「図形」「立体」はセンスが必要?

 
算数・数学にはいろいろな単元があります。
我が子の周囲をリサーチしてみると、特に「図形」「立体」は、得意不得意が分かれるもののようです。

平行な辺を探す問題から複雑な立体の体積を求めるものまで…これらは中学年から高学年に学ぶ内容です。もしかしたら、算数を好きではなくなる理由に関係しているのかも…?
 
「計算は得意だけど『図形』や『立体』はよく分からない」という声も聞きます。演習を重ねれば早く計算できるようになりますが、「図形」や「立体」は空間を把握するセンスのようなものが問われるからかもしれません。

身近なところに展開図



図形や立体の問題としてよく出てくる「展開図」、実は毎日の生活でよく目にしているものです。

リサイクル回収の牛乳パック、切り開きますよね?
ベルマーク回収の際にテトラパックを集める学校も多いのではないでしょうか。それも切り開いて持っていくはずです。
古紙回収の際には、段ボールや紙の箱類も切り開いて出すはずです。
よく見てみると、これらはすべて「展開図」です。
 
視点を少し変えてみると、たちまち算数の問題に早変わりします。
子どもにお手伝いを頼むときには「展開図になってるね」「これ、もう1度組み立ててみてごらん」などと声掛けしてみてはいかがでしょうか。

パズルのように立体をはめる


スーパーで買い物したとき、持ち帰り用に段ボールを使用できるお店があります。
こうしたお店に行ったときに子どもに「箱詰め」をお願いしてみましょう。

運ぶときに崩れないように、できるだけきっちり収まるようにお願いすると、ものの形を考えながらきっちり収まるようにしてくれます。パズルのようにぴたっとハマると楽しいものです。
買い物を通じて、物にはいろいろな形があることも実感できます。
 
ブロックや積み木が無くても、生活の中にたくさんある立体や図形でセンスは磨けるのではないかなと思います。

ちなみに上の写真は立体や図形が大好きな小5の次男作。ぴったりになるまでやり直していました。
一方で中2の長男は子どもの頃からレゴやブロックが大好きでしたが、「図形はとことん苦手」らしいので…関係ある場合とない場合はあるかもしれないことを付け加えておきたいと思います(※中学生になると、センスでは乗り切れなくなってくるのも確かです…)。
 
※「小学生の計算力に関する実態調査」ベネッセ教育研究開発センター(2007)