身の回りの物を測って「単位」を実感!

生活の中には沢山の「算数」があります。その代表的なものが分量や重さ、長さなどの単位です。

勉強として習うとなぜか覚えにくいもの、それが「単位」。
生活の中で覚えていくとなんてことがないもの…それも「単位」。
1m=100cm、 1L=1000mlといった「換算」が嫌いという子どもは多いのではないでしょうか。

身近なものから「単位」を実感することで、覚えなきゃいけないプレッシャーから少しは解放されるのではないかと思います。

毎日口にする飲み物から「体積」を感じる


毎日口にする飲み物は「リットル」を実感するのに最適です。
例えば 牛乳は1L、標準的なペットボトルは500ml、1L、1.5L、2L。

実際に一度に飲む牛乳の量を測ってみると、自分の使っているカップにどれくらいの量が入るのかが分かります。
何回飲んだら一本の牛乳がなくなるか…などと話題を広げてみると、子どもの頭の中に感覚として分量がイメージできるようになってきます。

自分の体を測ってみよう


体の部位の長さを測ってみるのも面白いです。
自分の体なのに、身長や足のサイズ以外はあまり知らないものですよね。
背が低い、高い、足が小さい、大きいなどと同じように、指が長い、肩幅が広い、なども数値化して比べてみましょう。
例えば、歩幅や手のひら(親指と小指の間の長さ)は、知っていると、定規などがなくてもおおよその距離や長さを割り出すことができて便利です。

「一尋(ひとひろ・両手を広げた長さ)と身長はほぼ同じ」と言われていますが、これが本当かどうかも確かめてみると楽しいですよ。
(実際には「一尋」は大人が両手を広げた長さで約150㎝を指します)

余談ですが「尋」という単位は中国でも同じように「大人が両手を広げた長さ」とされています。日本では今も、釣り用語として水深や糸の長さを表すときに使われているようですよ。

ややこしいけどよく出てくる「面積」


覚えにくい単位の代表格といえば、広さではないでしょうか。
未だに私は「アール」や「ヘクタール」に自信が持てません…。私だけでしょうか…。
これって「アール」や「ヘクタール」が身近ではないからだと思うんです。

実際には
1㎡=1m×1m
1a=10m×10m
1ha=100m×100m
1㎢=1000m×1000m(1㎞×1㎞)
で、こうして並べて覚えるとさして難しくないはずなのですが…。

「平方メートル」を身近に感じられるのは、自分の家の広さだと思います。
自分の家の広さを、意外と子どもは知らないものです。

間取り図があれば部屋ごとの広さも分かるかもしれませんが、なければチラシや住宅情報サイトで広さをチェックしてみましょう。
脱線しますが、この機会に「一坪」や「一畳」についても話題にしてみると面白そうです。家を借りたり買ったりする時には必ず使われる単位ですが、子どもはまず知りません。住宅のチラシを見ながら話すと色々な広さが実感できますよ。

さて、問題の「アール」「ヘクタール」です。
私のイメージでは、「アメリカの小麦の作付け面積は?」といった問いに対する答えとしてしか見覚えがないのですが、日本ではそもそも使われることが少ないので仕方ないのかもしれません。

1a=100㎡なので、自分の家の広さが1aあるかないか…という考え方はできるかもしれません。
1a以下の場合も、例えば90㎡なら「うちは0.9aだね」という風に考えてみると、少しは身近になるんじゃないかなと思います。