くらし よのなかのしくみ

改正労働契約法について

改正労働契約法により、来年4月から契約社員やパートなど有期契約労働者の無期契約への転換申し込みが本格的にスタート。概要を聞きました。

安心して働ける社会の実現へ
有期契約の労働者が無期契約に

パートや契約社員など期間の定めのある有期契約の労働者は全国で約1500万人と推計され、そのうち約3割が通算5年を超えて契約を繰り返しています。有期契約労働者は、契約が更新されない雇い止めの不安や、有期労働契約を理由に不合理な労働条件が定められることがないようにしていく必要があります。

このような問題に対処し、安心して働き続けることができるよう、「労働契約法」の一部が改正され、平成24年8月10日に公布されました。「無期労働契約への転換」「雇止め法理の法定化」「不合理な労働条件の禁止」の3つのルールが新たに定められています。

◆来年4月1日から無期労働契約への転換申し込み開始

「無期労働契約への転換」は、同一の使用者との間で有期労働契約が繰り返し更新され、通算5年を超えた時に、労働者の申し出により、期間の定めのない無期労働契約に転換することが可能になります。

来年4月1日は、このルールが平成25年4月1日に施行されて5年、無期労働契約への転換の申し込みが本格的に始まります。1回の契約期間は、1年に限らずさまざまなので、契約の更新により継続して5年を超える場合は、更新時に申し込みが可能です(下図参照)。

※平成25年4月1日以降に開始する有期労働契約が通算の対象また、有期労働契約と、その次の有期労働契約の間に、契約がない期間が一定の長さ以上にわたる場合、通算されない場合があります。詳しくは、下記の相談窓口に問い合わせを。

今回の回答者
福岡労働局雇用環境・均等部指導課
馬場 克典さん
有期労働契約の無期転換に関する情報は「有期契約労働者の無期転換ポータルサイト」に詳しく掲載されています。また、同課の相談窓口に問い合わせを。
TEL 092-411-4894
http://muki.mhlw.go.jp/

リビング福岡2017年11月18日号掲載 ※情報は掲載時点のものです