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全国の里親委託率は18%。まずは、制度を知るところから

10月は「里親月間」。さまざまな事情で家族と一緒に暮らすことが難しい子どもを、自分の家庭に迎え入れて養育する里親制度について聞きました。

全国の里親委託率は18%
まずは、制度を知るところから

◆欧米諸国では75~95%! 里親委託率

全国の社会的擁護が必要な子どものうち、里親などの元で暮らしている子どもの割合(里親委託率)は約18%。欧米諸国に比べると低い水準で、ちなみに福岡市は42%。NPO等との連携を強めることで広報活動やサポート体制を強化し、平成16年度末は7%だった里親委託率を、約6倍に増加することができました。

「近年では実子を子育て中の若い世代の里親も増えてきた」という「里親制度」。その種類と仕組みについて、まずは知るところから始めてみませんか。

◆里親の種類について

里親には主に、「養子縁組里親」と「養育里親」があります。養子縁組里親は原則6歳未満の子どもを、特別養子縁組(戸籍上も親子となること)を前提として、養子縁組が成立するまでは「里親」として養育する制度。福岡県には、生後すぐの新生児を病院から直接里親宅へ委託する「赤ちゃん縁組(新生児里親委託制度)」もあります。

一方で、家族と暮らせない子どもに対して、保護者が子どもを引き取れるようになるまで、または子どもが自立するまでの一定期間養育するのが養育里親。期間は数カ月から数年、十数年と子どもの状況によって変わりますが、「親の入院のため数日や1カ月程度」など短期間の里親もあります。

◆具体的な条件があるの?

養育里親になるための年齢制限や資格はありません。座学や実習などの研修や面接・調査の後に里親登録することができます。「関心はあるけれど不安」という人も、研修の中でじっくりと考えることができるほか、里親として子どもを受け入れてからも行政によるサポート体制は続きます。

さまざまな里親が増えることによって子どもたちのサポートも多様になるので、登録の際は「期間や対応年齢など自分にできる範囲や希望」について、率直に伝えることも大切です。

「家庭」を求める子どもたちに、できることから向き合ってみませんか。

里親に関する問い合わせ

●福岡市こども総合相談センター
 TEL 092-832-7100
●福岡児童相談所(筑紫野市、春日市、大野城市、太宰府市、糸島市、那珂川市、新宮町以外の糟屋郡)
 TEL 092-586-0023
※新宮町は宗像児童相談所(TEL 0940-37-3255)へ

◆今回の回答者
福岡市こども総合相談センター
こども支援課 里親係長

瀬里徳子さん
福岡市こども総合相談センター(えがお館)のホームページでも里親について詳しく紹介しています。ぜひチェックしてください。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo/egaokan/