不妊治療を考えているなら知っておきたい「特定不妊治療費助成」

不妊治療を考えているなら知っておきたい、「特定不妊治療」に対する公費助成金制度。平成28年度4月から、助成範囲が変更になります。

最大45万円、初回治療費助成拡充も

特定不妊治療費助成金とは、不妊治療の経済的な負担を軽減するため、高額な医療費のかかる特定不妊治療(体外受精・顕微授精)と特定不妊治療の一環として男性不妊治療を行う際に、国や自治体が治療費の一部を補助する制度。

体外受精・顕微授精以外の治療法では妊娠の見込みがないか、きわめて少ないと診断され、夫婦合算の年間所得が730万円未満の戸籍上の夫婦が対象です。1回の申請につき最大15万円(採卵を伴わない凍結胚移植等は、1回7万5000円)の助成が受けられます。

◆対象年齢、助成回数が変更に

新制度では、より安心・安全な妊娠・出産に資するという観点から、4月1日以降、妻の年齢が43歳以上の場合は助成対象外に。期間や年間の回数の限度は廃止され、初めて助成を受ける際の治療開始時の妻の年齢が40歳未満の場合6回まで、40歳以上43歳未満の場合は3回までの助成になります。

◆初回の助成額等を拡充

国が平成27年度補正予算で助成制度を拡充したのを受けて、福岡県や福岡市では初回治療のスタートを早めるべく、今年1月20日から初回治療費助成の増額を開始。初回治療の人には、1回目のみ15万円を上乗せし、30万円まで助成(前述の1回7万5000円の場合は除外)。さらに男性不妊治療を実施した場合、15万円まで上乗せして助成。最大45万円まで助成を受けられます。詳細は、問い合わせを。

申請期限:不妊治療が終了した日の属する年度内(3/31まで)
※福岡市は3月に治療が終了した場合は、終了日から30日以内に申請可
※指定医療機関の受診が必要。対象機関は下記で確認を
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/funin.html

問い合わせは、各自治体の申請窓口へ

※申請する際は、必ず事前に相談を(要予約)
■福岡市=各区保健福祉センター健康課
東区…TEL 092-645-1077
博多区…TEL 092-419-1095
中央区…TEL 092-761-7338
南区…TEL 092-559-5119
城南区…TEL 092-831-4261
早良区…TEL 092-851-6012
西区…TEL 092-895-7073
■筑紫野市・春日市・筑紫郡・大野城市・太宰府市=筑紫保健福祉環境事務所…TEL 092-513-5583
■糸島市=糸島保健福祉事務所…TEL 092-322-1439
今回の回答者
福岡市こども未来局 こども発達支援課長
山田哲也さん
福岡市では、博多区 保健福祉センター(保健所)健康課で、専門医師による不妊についての面接相談を実施中(隔月1回、電話で要予約)です。こちらもご利用を。